高脂血症はなぜ怖い?

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いろいろな病気の元、そして温床となる高脂血症。

そんな怖い病気ですが、かなりの方が軽視をしています。

その大きな理由に、初期の状態ではほとんど自覚症状がないことが挙げられます。

逆に言えば、症状が出てきたら、相当危険な状況になっているともいえるわけです。

あっと驚く患者数

平成12年厚生労働省循環器疾患基礎調査によると、中性脂肪やコレステロールが高い高脂血症の人の数は、高脂血症かどうかのボーダーライン上の人が該当します。

すなわち潜在患者も入れると、なんと2,200万人もいると言われています。

日本の人口の6分の1ほどになります。

6人に1人は高脂血症と言うことになります。

さらに、国民栄養調査では、女性は50代から、男性は30代から、ほぼ2人に1人が高脂血症の状態にあると考えられています。

これはたいへんな数字です。

しかも、自分が高脂血症であることを自覚していない人がほとんどです。

平成11年の国民栄養調査では、自覚している人はわずか30%しかいないと言われています。

あらゆる重病の元?

高脂血症は、高血圧や糖尿病に比べて軽視される傾向にあります。

その怖さはあまりよく認識されていません。

高血圧や糖尿病に比べて、この症状の本当の意味が知られていないことは大変問題であると言えます。

日本人の死因の第2位と3位は、心筋梗塞や狭心症を含めた「心臓病」と、脳梗塞や脳溢血などの「脳卒中」だということは良く知られています。

しかし、これらはどちらも動脈硬化などが原因となって起こる循環器系の病気で、高脂血症はこの動脈硬化の原因の最右翼なのです。

死因の第1位はがんですが、心臓病と脳卒中、すなわち高脂血症が引き金になる怖れのあるこの2つの病気を合わせると、死因の約30%を占めます。

動脈硬化を防ぐことはとても重要で、そのためには高脂血症をなんとかしなければいけません。

動脈硬化は怖い

さらに動脈硬化は、高血圧を悪化させることもありますし、腎臓病の原因となることもあります。

動脈というのは心臓から身体の各部分へ綺麗になった血液を送る血管です。

この動脈が硬くなるのが動脈硬化です。

動脈の内壁にコレステロールがたまって血管が厚くなって血流路の容積が減少し、血管自体も硬くなってもろくなります。

そのため、血液が流れにくくなったり、血栓(血管の成分や血管壁がはがれたものなど)ができやすくなります。

動脈硬化の原因はひとつではありません。

高血圧が動脈硬化の主要な危険因子の1つだということはよく知られていますが、高脂血症もそれと並ぶ危険因子です。

ですから自覚症状はまったくありませんが、高脂血症を早く見つけて治療することはとても大切です。

死の四重奏

虚血性心疾患や脳卒中に関する危険因子のなかで、とくに危険な因子とされるのが、肥満、高血圧、高脂血症、耐糖能異常の4つです。

危険因子は、複数が重なるほど危険が高くなるのは当然ですが、この4つはとくに「死の四重奏」と呼ばれています。

これらのすべてに該当すると診断されると、虚血性心疾患や脳卒中になる可能性が、4つのすべてにおいて正常な人の約30倍以上になるといわれています。

これらの項目を見て何か心当たりがある人は、1つずつでも減らしていく努力が大切です。

高脂血症も四重奏の1つのパートを受け持っていますが、8割以上が多くの生活習慣にからんだ原因が重なって発症します。

生活習慣病の1つとして数えられているわけです。

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