心臓病の病態

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心臓は身体の中で、命の要ともなる重要な器官ですが、そのような重要な器官でトラブルが起こることによって、心臓病というものが引き起こされてしまいます。

もちろん、そのトラブルそのものを引き起こす原因は数多くあるため、簡単に原因を言い当てるということはできませんし、原因が複合的な理由であるというケースも多くあります。

しかし、どのようなことがわたしたちの心臓にトラブルを起こす原因となるのかを知っておくことは、心臓病の予防や今後の改善のためにも有効なことなので、どのようなケースで心臓に負担をかけることになってしまうのかということを、学んでおきましょう。

食生活やライフスタイルを見直すよい機会となります。

いろいろな心臓病の病態がありますが、ここでは非常によく聞く疾患の病態を上げてみました。

心不全

一口に心臓病といっても、心臓に関わる病気は多くの種類がありますので、よく耳にする、身近な心臓病の種類について知っておきましょう。

心不全という言葉はよく耳にする言葉ではないかと思いますが、心不全という言葉をよく聞く理由は、心不全が、心臓から送られる血液が不十分であり、全身が必要とするだけの血液が身体に循環させることのできない状態、全般のことを指していう言葉であるからです。

心不全というのは、病態を表す言葉であるので、たとえば別に原因となる病気があった上で、心不全を引き起こすというようなケースもあります。

心不全を引き起こした原因を問わず、心不全という状態が起こったことを指して言う言葉なのです。

心臓弁膜症

心臓弁膜症という言葉には、馴染みのない方もいるかもしれません。

これも心不全と同じように、病気の名称ではなく、病態の総称として使われる言葉で、その病態に合わせて、それぞれの症状によって別々の心臓病の名前がついているというのが一般的です。

心臓弁膜症というのは、心臓の中にある、血液を逆流させないという重要な役割を持っている弁が正常に機能しなくなってしまった病態の総称をいいます。

心臓弁膜症のほかに、弁膜性心疾患と呼ぶケースもありますが、4つある心臓の弁の中のどの弁が正常に機能しなくなったのかによって、起こる症状も異なってきます。

弁が正常に機能しないと、血液の通過障害や逆流といった現象がおきます。

虚血性心疾患

病態によって、さまざまな心臓病に分類されますが、虚血性心疾患も病態を表すための言葉の一つです。

虚血性心疾患とは、冠動脈の閉塞や狭窄などといった原因によって、心筋と呼ばれる心臓を構成する筋肉への血流が阻害されてしまうことによって、心臓に障害が起こってしまう病態の総称を指していいます。

わたしたちがよく耳にする心臓病である狭心症や心筋梗塞なども、この虚血性心疾患に含まれます。

虚血性心疾患は、冠動脈疾患と呼ばれるものと同義とされていますが、虚血性心疾患に含まれている中には冠動脈には変化の見られないものもあります。

虚血性心疾患は動脈硬化にも関連があるので、さまざまな病気に関係の深いものであるといえます。

環状動脈のトラブル

心臓にトラブルを引き起こすさまざまな要素は、食生活やライフスタイルなど、多くの場所に含まれていますが、心臓のトラブルが引き起こされた場合に、最も多く起こる心臓のトラブルが、冠状動脈というものであるといえるのではないでしょうか。

環状動脈とはその言葉の示す通り、心臓の周りを環のようにとりまいている動脈で、心臓を形作っている、心筋という筋肉に血液を送る役割をしています。

環状動脈は血液を送るための血管であるため、栄養や酸素もこの環状動脈が身体中に運んでいるということで、環状動脈の役割の大きさがわかるのではないでしょうか。

重要な役割のこの動脈にトラブルが生じること、これが最も多い心臓病の原因の一つです。

環状動脈と虚血性心疾患

環状動脈が、動脈硬化で硬くなったり、血管が細くなってしまったり、血栓が詰まったりすると、心筋に栄養や酸素というものが届かなくなってしまうことになります。

心臓を動かすための要である心筋のパワーダウンは、心臓そのもののパワーダウンであるということと一緒であるといえます。

このような病態を虚血性心疾患といいますので、環状動脈と虚血性心疾患との間には、密接な関係があるということがいえます。

心筋に血液が足りない状態、それが虚血という状態です。

心筋がパワーダウンすると心臓もパワーダウンするので、心臓の働きが悪くなります。

それは心臓が弱くなっている状態ということになりますので、注意が必要となります。

狭心症

環状動脈が深く関わっている心臓病は、虚血性心疾患以外にもあります。

狭心症という言葉はご存知の人も多いのではないかと思いますが、具体的にどのような病気であるのか知っていますか。

狭心症にはいくつか種類がありますが、その特徴としては狭心症の発作というものがあり、胸が締め付けられるような痛みや、胸が圧迫されて息がつまるような状態に感じることもあります。

狭心症は、環状動脈が動脈硬化を起こして血液の流れが悪くなったり、血液不足になったりした時に一時的に心筋が酸素不足の状態を起こすことによって、心臓に痛みを引き起こすのです。

基本的には安静にしていれば治りますが、安静にしていてもなる種類の狭心症もあります。

心筋梗塞は危険

心筋梗塞も、心臓病の中で有名なのでご存知の方も多いと思いますが、心筋梗塞は狭心症のように安静にしていれば治まるという部類の病気ではありません。

すぐに命にも関わる心臓病ですので、痛みを我慢せず病院に行くことが重要です。

心筋梗塞は、環状動脈が動脈硬化を起こしたり、血栓がつまったりして閉塞し、心筋に血液や栄養、酸素などがいかなくなることによって、心臓の細胞が壊れて死んでしまった状態のことをいいます。

痛みを感じる部分は狭心症のケースと同じように胸ですが、激しい胸の痛みにともない、血圧が降下したり、冷や汗をかいたり、顔面蒼白になったりなどの症状も現れます。

心筋梗塞の激しい痛みを感じたら、病院に直行しましょう。

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