骨粗鬆症を招く生活習慣

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運動不足である頭脳労働者は、比較的容易に骨粗鬆症になる傾向があると言われています。

また、長く病床にある患者は骨粗鬆症を併発することが多く、お年寄りが骨粗鬆症になったり骨折しやすかったりすることを考慮しますと、運動不足の生活習慣では骨の代謝を失調させ、カルシウムのバランスを崩して骨量を減少させるということです。

骨の形成に対する影響

太陽の紫外線を浴びた後、体内では一連の反応が生じています。

ビタミンDが活性化されることにより、カルシウムとリンの代謝が調整され、カルシウムの吸収が高まって骨の形成が促進されます。

ですから、戸外で運動をして日を浴びることが少ない生活習慣の人は、こうした一連の作用が少なくなって骨の形成にも影響して骨粗鬆症になりやすいということです。

喫煙の習慣は、エストロゲン代謝に影響をもたらし、カルシウムの吸収を阻害し、骨粗鬆症につながります。

次のような生活習慣を送っていますと、骨粗鬆症にかかりやすいですから注意が必要です。

  • 偏食、カルシウムの摂取不足。
  • 運動をあまりしない。
  • タバコやアルコールの摂取が多い。
  • ストレスや過労がある。
  • 無理なダイエットをしている、もしくは過去にしたことがある。
  • 日光に当たる時間が少ない。
  • その他、胃腸や卵巣、脳下垂体の手術をした、腎臓病、肝臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症などの病気を抱えている。

骨量は、食生活や運動などの生活習慣によって変わってくるものです。

骨粗鬆症はガンや高血圧などと同じく生活習慣病と考えられています。

ですから、悪しき生活習慣を持っていますと、骨粗鬆症を招いてしますでしょう。

食生活で最も大事なことは、カルシウムの摂取です。厚生省では、成人で一日600mgのカルシウムの摂取を勧めています。

ところが、実際には平均約540mgの摂取で、多くの人は必要量に達していないということです。

一般の運動は、直接あるいは筋肉を通して間接的に骨に刺激を与えて骨格の形成や骨量の増加を促進しています。

骨量の測定法

骨量測定には、いくつかの方法があります。

現在では、骨量は簡単に計測することができるようになっています。

骨量測定法には、骨量・骨密度をパラメーターとする測定法としましてDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)、pQCT法、MD法(マイクロデンシメトリー法)、CXD法(RA法)、SXA法などがあります。

さらに、超音波の伝播速度と減衰係数をパラメーターとする測定法としまして、超音波測定法などがあります。

超音波骨量測定法として、膝蓋骨、脛骨、あるいは踵骨などを測定する10数種類の装置が実用化されているようです。

骨量測定の原理は、トランスデューサーから超音波が出て、測定する骨を通過した後にもう一方のトランスデューサーに検知されます。

その信号がデジタル化されてコンピューターで処理され、超音波伝播速度(SOS)と超音波減衰係数(BUA)の2つの指標が出てきます。

こうした指標が高齢女性などの大腿骨頚部骨折のリスクを予測するのに利用可能と言われています。

踵骨超音波骨量測定法により将来の骨折発生リスクがある程度、判断できると考えられています。

DXA法は、背骨や大腿骨にX線を照射して、そのデータをコンピューターで処理して骨量を測定するものです。

計測時間は10分程度で、精度も高く痛みを伴うこともありません。もっとも信頼性の高い、骨量測定器の代表格と言われている測定装置です。

CT法は内臓の検査などにも広く用いられていますが、骨粗鬆症で特に問題となる背骨の骨量の減少を測定したいときなどに最適だとされています。

全身CT法と末梢骨CT法がありますが、どちらも高い精度を誇り、X線被爆量が少ないのが特徴となっています。

特に、末梢骨CT法は、全身と違い身体の一部分、例えば手などを診断できて手軽に行えますから、骨量の集団検診などのときに有効とされています。

MD法は、両手のX線写真から骨の密度を測定する方法です。

両手の間においたアルミニウムのスケールを用いて、骨の濃淡から骨の密度を測定するものです。

予防する食事法

骨粗鬆症を予防する食事法は、何はともあれ骨を作る原料となるカルシウムを食事で十分に摂取することが重要です。

日本人に必要なカルシウム量は成人で1日600ミリグラムと言われていますが、これは最低限必要な量に過ぎません。

ですから、カルシウムの吸収率が落ちる高齢者や閉経後の女性、また妊娠中や授乳期の女性などは、1000ミリグラムは摂るように心がけましょう。

また、マグネシウムは骨と骨をつなぐ軟骨に多く含まれていますが、不足しますと骨の形成に悪影響をもたらします。

したがって、マグネシウムは1日に300ミリグラムを目安に摂り入れていきましょう。

油脂、砂糖、アルコール飲料、タバコ、そして加工食品は、カルシウムの排泄を促進してしまいますからできるだけ控えましょう。

具体的な食事や栄養

食事法としましては、野菜、海藻、大豆、大豆製品、ゴマなどの種実類を積極的に摂りましょう。

カルシウムの吸収を良くするためにビタミンDを摂る必要があります。

また、食塩の過剰摂取は、カルシウムの尿中排泄を促しますから、調理には減塩をお勧めします。

リンの過剰摂取は、カルシウムの吸収を抑えます。

納豆に含まれるビタミンk2や大豆イソフラボンは、骨からカルシウムが溶出するのを抑える働きがありますから、積極的に摂りましょう。

骨の主成分であるカルシウムはもちろん重要ですが、カルシウムだけ摂取すれば良いというものではありません。

摂取されたカルシウムを効率よく吸収するためには、ビタミンD、マグネシウム、リン、そしてタンパク質などさまざまな栄養素が必要となります。

そのためには、1日3回の規則正しいバランスのとれた食事と牛乳や他の乳製品の摂取がポイントになります。

すべてにおいて当てはまりますが、この1日3回の規則正しいバランスのとれた食事は、非常に大切で、欠食しますとカルシウムをはじめ、必要な栄養素が不足してしまいます。

バランスの良い食事とは、主食、副菜、そして主菜が揃った食事を言います。

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