検査と予防

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骨粗鬆症の治療は、基本的に食事や運動など患者自身による予防的治療、不足しているカルシウムとビタミンDを補う補充治療、そして本格的な薬物治療の3つに分けられていますが、病状に応じて使い分けられています。

治療法のチェック

内科を受診する患者のほとんどは検診での低骨量を訴えていますが、すでに骨粗鬆症の症状を呈していることは稀で、初診時から薬物投与を必要とする方は多くないということです。

ですから、まず骨と骨折の危険因子を評価して、さらに年齢、他の合併症の有無や程度、身体能力、そして病気克服のための意志などを考慮しながら治療法が選ばれます。

治療は年齢、性別、症状によって違ってきますが、食事や運動など生活習慣の改善を中心として、必要に応じて骨量を増やす目的で薬が処方されます。

主な治療薬として、次のようなものがあります。活性型ビタミンD製剤は、腸からのカルシウム吸収を促し、骨へカルシウムを供給します。

高齢者やカルシウムの摂取量が少ない人を対象としています。

エストロゲン製剤(ホルモン補充療法)は、閉経などによって不足しているエストロゲンを補充するものです。

プロゲストロン(黄体ホルモン)製剤との併用が一般的とされています。内服薬と貼り薬があります。

カルシトニン製剤は、カルシトニンによって骨を壊すスピードを抑えるものです。

検査法について

骨粗鬆症の検査には、二重X線吸収法(DXA)による腰椎、大腿骨頸部骨密度がもっとも信憑性の高い検査方法として用いられています。

その理由として、一つには数値で表せること、もう一つ、骨折の評価にもっとも重要な大腿骨頸部を測定できることが挙げられます。

しかしながら、DXAは高価で装置も大きいことから、大きな病院にしか設置されていません。

また、放射線を使用しますから、被爆の問題も出てきます。

そういうわけで、DXA以外にもレントゲンを用いた方法、また超音波を用いた方法が開発されています。

また、血液や尿検査などでも骨粗鬆症の状態が判ります。

病院では何科?

骨粗鬆症は、基本的に何科で受ければ良いのかといった質問が、ネットでもよく見かけます。

骨粗鬆症の患者さんは、腰や背中の痛みを感じて受診することが多く、整形外科で診察や治療を受けることが多くなっています。

最近では、カルシウムバランスや更年期障害の治療も含めて内科とか、婦人科などでも診察や治療を受けることも少なくありません。

骨粗鬆症の診察および治療はどの科でしているのか、病院に直接問い合わせをしてみても良いと思います。

人間ドックなどを行っている検診施設では、基本検査の中に骨密度測定が含まれていることが多くなっています。

骨粗鬆症の診断は、整形外科、婦人科、あるいは内科(老年科)で行われています。

大きな病院では、専門的に骨粗鬆症外来を設けている場合もありますが、専門外来がない場合でも検査はできるようになっています。

骨粗鬆症外来では、骨量測定、レントゲン検査、骨塩計測、尿、そして骨代謝マーカーなどの血液検査で診断と治療を行っています。

自身の骨密度を測定して、骨年齢を知ることができます。

整形外科は腰痛などの自覚症状がある患者が多く、内科は高血圧や高脂血症などの生活習慣病の治療が必要な患者さんが多くなっています。

また、婦人科は更年期障害や生理不順などのある比較的若い年齢層の患者が多いという特徴があります。

骨粗鬆症以外の病気の有無を参考にして受診する科を決めるのが良いとされています。

骨粗鬆症は女性に多い病気であること、またホルモン補充療法(HRT)が治療の中心となっていることなどから、骨粗鬆症の診療において婦人科の存在は欠かせないものになっています。

初診に適した科として、内科(系)、膠原病(リウマチ)内科、内分泌代謝内科、整形外科、そして婦人科が良いとされています。

いずれにしましても、医療機関、地元の医師会、あるいは保健所などに骨粗鬆症に関する精密検査が可能か、もしくは骨粗鬆症専門外来の有無を問い合わせることをお勧めします。

予防するために

骨粗鬆症の予防ポイントは、カルシウムを十分に摂る、適度な運動で骨を鍛える、そして適度に日光に当たるという三点です。

例えば、運動による予防を紹介しますと、骨の維持や形成には、運動を行って骨に適度な圧力を加えることが必要となります。

運動と言いましても難しく捉えることはありません。

ゲートボール、水泳、あるいはウォーキングなど自分が楽しんでできるものでしたらなんでも良いでしょう。

さまざまな点を考慮しますと、ウォーキングなどは特におススメとなります。

予防のためとはいえ、苦痛を伴うような運動は厳禁です。

他の生活習慣病と同じように、骨粗鬆症も若いうちから予防しておくことが重要です。

骨量は、骨格の成長とともに20歳頃まで増加し、成人期にピークに達します。中高年期には、徐々に減少していきます。

予防の基本は食事から

40歳を過ぎましたら、定期的に骨量の測定を受けるようにしましょう。また、食事にも気をつけましょう。

日本人のカルシウム必要量は一日600mgとされていますが、積極的に予防するためには一日800~1000mgは必要でしょう。

乳製品、小魚、あるいは大豆などから積極的にカルシウムを摂りましょう。

塩分やタンパク質の摂り過ぎに注意し、薄味でバランスの取れた食事を心がけていきましょう。

魚、卵、あるいはキノコといったビタミンDを多く含む食品も忘れずに摂取してください。

なお、インスタント食品の食べ過ぎは骨量の減少につながりますから、控えるようにしましょう。

高齢者だけでなく若い女性などがダイエットで極端な食事制限や偏食を続けていますと、ホルモンバランスの変調によって生理不順や栄養不足になり、骨量が減少して若くして骨粗鬆症となると指摘されています。

目先の減量だけを目指した過激なダイエットを行うことは、将来的な骨粗鬆症の発症リスクを大きく高めることになりますから、注意しなければなりません。

その他、喫煙やアルコールもカルシウムの吸収を阻害しますから、禁煙、適量を心がけましょう。

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