甲状腺の病気の種類

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色いろある甲状腺の病気を見て行きましょう。

甲状腺は、のど仏のすぐ下にある臓器です。ちょうど、のど仏の下で蝶が羽を休めている様子に例えられます。

甲状腺の働きは、「甲状腺ホルモン」を出すことです。

この臓器の病気を見て行きましょう。

甲状腺機能亢進症

自分のことを暑がりだと思う方は多いと思いますが、単に暑がりというだけでなく、年がら年中暑くて、いつも汗ばみ、身体が非常にだるいという方は、甲状腺の病気を疑ってみる必要があります。

更年期障害や単なる怠け癖と間違われることも多い、こうした症状は、甲状腺ホルモンの分泌が多すぎて、血液中の甲状腺ホルモンが多くなり、身体の新陳代謝を必要以上に高めてしまうために起こります。

原因は、様々ですが、最も多いのは、バセドウ病です。

バセドウ病も女性、それも20代から40代の方に多い病気です。

昔はそうでもなかったのに、暑く感じることが多い、身体がだるくて何もする気がしないことが多々あるといった人は診察を受けてみましょう。

甲状腺機能亢進症の原因には、バセドウ病のほかにも、原因が考えられます。

例えば、無痛性甲状腺炎。

この病気は、何らかの原因で甲状腺組織が破壊されて、甲状腺に貯められていたホルモンが血中に流れ出てしまう病気です。

そのために血中の甲状腺ホルモンが多くなりすぎ、暑くてたまらなくなったり、やたらに汗が出たりと言うことがおこるわけです。

さらに亜急性甲状腺炎という高熱がでることが特徴の甲状腺のあるところが痛む病気もあります。

さらに、甲状腺にしこりができ、そのしこりの腫瘍が勝手にホルモンを分泌する甲状腺機能性結節という病気もあります。

いずれも早めに適切な治療を行なう必要があります。

おかしいなと思ったらすぐに診察してもらいましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能亢進症が血液中の甲状腺ホルモンが何らかの原因で増加することが原因であるのに対して、血液中の甲状腺ホルモンが少なくなって身体に不調が現れるのが、甲状腺機能低下症です。

これは、甲状腺の働きが低下することによって起こります。

この病気の症状は、うつ病の症状にも似ています。

いつも眠い、無気力、物忘れをする、あるいは、身体が冷えたり、皮膚が乾燥するといった症状です。

この場合も単に怠け癖があると思われてしまう場合があります。

また自分が苦しんでいることが病気のせいだと自分でもわからず、自分は怠け者だと悩んでしまう方もいます。

こうなると、さらに気分が重くなり、ふさぎこんでしまう人も珍しくありません。

甲状腺機能低下症の原因は多くの場合、橋本病です。

橋本病にかかると、元気が無くなり、手足のむくみが起こる場合も多いようです。

また脈も遅くなります。

血液検査をすると、コレステロール値が高くなっています。

原因は自己免疫という、自分のリンパ球が自分の甲状腺を攻撃してしまうことによります。

甲状腺ホルモンを毎日飲めば、普通の生活を困難なく続けることができます。

橋本病にかかっても甲状腺の腫れが少なく、血液中の甲状腺ホルモンが正常範囲にあれば、特別な治療は必要ない場合もあります。

他にも甲状腺機能低下症を引き起こす病気としては甲状腺ホルモンを十分に作れなくなる突発性粘液水腫という病気の場合もあります。

いずれにせよ、適切な診察と治療が必要です。

結節性甲状腺腫

甲状腺機能低下症の原因には、甲状腺内に腫瘤ができる結節性甲状腺腫もあげられます。

腫瘤ができても多くの場合、甲状腺機能そのものには影響しません。

したがって、精神状態や体調に大きな影響を及ぼすことはほとんどありません。

しかしながら、腫瘤には、良性と悪性があります。

良性の場合には、大きな心配は要りません。

良性結節は腫瘍性の細胞増殖による病気です。

増殖している細胞は良性です。

ほとんどの場合、甲状腺機能は正常に保たれています。

こうした良性の結節性甲状腺腫には、甲状腺腺腫、腫瘤が多くできる腺腫様甲状腺腫、甲状腺ホルモンを分泌する甲状腺機能性結節があげられます。

悪性でないので、大きな心配は要りませんが、きちんと診断してもらいましょう。

結節性甲状腺腫が悪性の場合には、一刻も早い、適切な治療が必要です。

甲状腺の細胞が悪性腫瘍となり、増殖すると癌になります。

甲状腺癌の場合には、さらに、乳頭癌、ろ胞癌、未分化癌、髄様癌に分類されます。

癌は恐ろしい病ですが、早期発見、早期治療により、完治することも多い病気です。

特に甲状腺癌の9割以上を占める乳頭癌は、進行が遅い上に非常に治りやすい癌です。

心配することはありません。

甲状腺癌の全体でも手術後5年の生存率は90%を超えています。

癌の中でも恐れるに足りない癌だといえるでしょう。

血液検査を行なうことによって、結節性甲状腺腫が良性か悪性かはすぐにわかります。

甲状腺のあたりにしこりを感じたら、すぐに医者を訪ね検査しましょう。

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